わたしたちに
ついてabout

鹿児島医療生協の理念

利⽤者⼀⼈ひとりが意思決定や運営に参画して、
事業や活動を通してよりよいくらしを実現することをめざしています。

医療福祉生協とは

医療福祉生協は、地域でくらすひとびとが健康と生活に関わる問題を持ち寄り、つくられた組織です。利用者が出資金を出して組合員となり、意思決定や運営に参画し、事業を利用する、このシステムが生協（生活協同組合）の大きな特徴です。鹿児島医療生協では出資者であり、利用者であり、運営者である組合員が職員と一緒になって健康と生活に関わる問題を解決するためにさまざまな活動と運動を実践しています。

医療生協がめざしているもの

病院や介護事業所を運営して利益を出すことは事業を継続するための一つの手段ではありますが、わたしたちの目的ではありません。わたしたちは事業活動をとおして組合員の願いを実現することを目的としています。では組合員の願いとは何なのでしょうか？組合員の多数は健康な人々が占めています。病気で受診したことがきっかけで組合員になったとしても、その状態はずっと続くわけではなく普段は概ね健康な状態であることがほとんどだからです。普段は健康である人が医療や介護に対して抱く要求は「人間いつかは最期を迎えるけれど、それまでは健康で元気にくらしたい」「いざという時、安心してかかれる医療機関や介護事業所がほしい」大きくはこの2つではないでしょうか。

組合員の願いの実現するためにわたしたちが実践していること

「人間いつかは最期を迎えるけれど、それまでは健康で元気にくらしたい」に応えるためにわたしたちは、こどもから大人まで健康をまもる・健康をつくる（保健予防活動）活動を実践しています。

「いざという時、安心してかかれる医療機関や介護事業所がほしい」に応えるためにセンター病院である鹿児島市南部地区の総合病院鹿児島生協病院をはじめ霧島市・南九州市に病院を有し、その他に7つの診療所（歯科併設1か所含む）、4つの訪問看護ステーション、4つの訪問介護ステーション、訪問入浴・デイサービス・保育園（無認可保育園、企業主導型保育園）・病後児保育などを運営しています。病院では救急車を積極的に受け入れ、鹿児島生協病院と国分生協病院はCCUネットワーク指定病院として地域の救急救命医療を支えています。また、わたしたちは、もっているお金や住んでいる地域で医療や介護の格差があってはならないと考えています。

だれひとり取り残さないそしてだれひとり取り残されない社会をつくる

それがわたしたちの決意と覚悟です。

理事長あいさつ

理事長駿河 保彰

1974年2月1日に鹿児島医療生活協同組合は設立されました。 当時の設立趣意書には、「医療生協とは、“ひとりがみんなのために、みんながひとりのために”の精神のもとみんなが知恵と力とお金（出資金）を出し合い、それを基金として病院（診療所）などをつくり、これをみんなの平等な発言によって運営するものです。」との一節があります。

医療生協と一般の医療機関との一番の違いは、組合員による組合員（地域）のための病院であること、病気の治療だけではなく安心して住み続けられるまちづくりもすすめていること、そして鹿児島医療生協の一番の強みは14万人の組合員の存在です。

組合員さんは、健康づくりの学習や活動、まちづくり活動や平和の取り組みなど、職員とともにいのちと暮らしを守るさまざまな活動に旺盛に取り組んでいます。相次ぐ医療・介護制度改悪やコロナ禍で閉塞感が漂う世の中ではありますが、困難な状況であっても組合員さんと職員が知恵を出し合い、乗り越えようとする姿に未来への確かな希望を感じています。

2023年11月、鹿児島医療生協は創立50周年を迎えます。半世紀前の設立趣意書に込められたおもいは、時代が変わっても色あせることなく、むしろ新鮮な風となって私たち鹿児島医療生協の諸活動を輝かせくれています。どんな時代になっても大切なことは変わりません。そして、その輝きを損なわせることなく未来にしっかりつないでいく所存です。今後とも鹿児島医療生協の事業活動、組合員活動にご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

組織概要（2023年12⽉現在）

虹の意見箱

病院やクリニックを利用して気づいたこと、要望や改善してほしいことなど虹の意見箱を利用して伝えることができます。みなさんの声が医療生協のより良い医療・介護の現場をつくります。
虹の意見箱に寄せられた意見は院所利用委員会で取り上げられ、その後の事業活動や運営等に活かされています。